以前の記事
2018年 02月2018年 01月 2017年 12月 more... お気に入りブログ
ヴォーリズを訪ねて近代建築Watch レトロな建物を訪ねて Books & Things モダン周遊Ⅱ メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
大阪千一夜
◇南海ビルディング(高島屋大阪支店/南海電鉄難波駅)
【1933(昭和8)年】設計:久野節 南海ビルディングは、ローマ神殿ばりの壮大なコリント式大オーダーが特徴のルネサンス様式のターミナルビルで、大阪の二大繁華街のひとつ「ミナミ」の玄関口にふさわしい大建築である。 ここから道頓堀までの界隈には、なんばグランド花月(吉本会館)や千日前道具屋筋商店街、法善寺横丁など、大阪の代名詞とも言える所がひしめきあっている。 そんな中に、今では料理書専門店として、知る人ぞ知る、大正8年創業の老舗「波屋書房」がある。 かつて藤沢桓夫が学生のころ、後に大阪文学を代表する作家になった仲間と作った同人誌『辻馬車』の発行所が「波屋書房」だったのだ。 繁華街のど真中に、このような店がさりげなくあるのも大阪の奥深さを物語っているように思える。 ◇藤沢桓夫【『大阪千一夜』(昭和14年刊)より】
by suzu02tadao
| 2013-01-08 12:24
|