1920~30年代を中心に、あれこれと・・・
by 大阪モダン
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以前の記事
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
more...
お気に入りブログ
ヴォーリズを訪ねて
近代建築Watch
レトロな建物を訪ねて
Books & Things
最新のコメント
そうですね… 黄葉..
by モダン周遊 at 10:40
こちらの重厚さも良いです..
by 雪だるま at 06:00
普段の屋上テラスは、 ..
by モダン周遊 at 16:03
芝川ビル 雪だるまもこ..
by 雪だるま at 05:53
それほど見栄えのするもの..
by モダン周遊 at 12:46
これは知りませんでした ..
by 雪だるま at 22:45
内部はイケフェスの時に撮..
by モダン周遊 at 06:49
こちら 外観は何度も撮..
by 雪だるま at 05:46
そうなんです 見所が随..
by モダン周遊 at 11:10
元はホテルだったこの建物..
by 雪だるま at 05:56
メモ帳
最新のトラックバック
シャガール、ピカソ、マテ..
from dezire_photo &..
シャガール、ピカソ、マテ..
from dezire_photo &..
マルモッタン・モネ美術館..
from dezire_photo &..
美は幸福を約束するものに..
from dezire_photo &..
【姫路の老舗映画館が消え..
from ジョニー暴れん坊デップの部屋
個性的なビルがいっぱい:..
from 本読みの記録
ライフログ
検索
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


みづゑ(表紙) 恩地孝四郎

◇みづゑ No.314 【1931(昭和6)年4月号】表紙
c0239137_14142740.jpg

◇みづゑ No.324 【1932(昭和7)年2月号】表紙
c0239137_1416418.jpg

 恩地孝四郎が表紙を手がけた美術雑誌『みづゑ』、2冊。 
 「四天王寺春の大古本祭り」で手に入れたもので、表紙自体が抽象画の版画作品と言ってもいいくらいに素晴らしく、その表現の先進性と完成度の高さにひと目で魅せられて、恩地の装幀のものはこの2冊だけあったので、2冊とも買ってしまった。(ご覧の通りの状態で、貧好きにとってもお手頃の値段だったこともあるが…)
 なお、他にも戦前のいろいろな種類の美術雑誌がたくさん出ていて、私が物色している時に、チラッと横を見ると、既に10数冊の本を抱えながら、やはり物色している小柄なおっさんがおり、途中で持ちきれなくなった本を帳場に置かせてもらっているその顔を見たらハナ書房さんだった。

 恩地孝四郎(1891-1955)は木版画、装幀、写真など様々な分野で活躍したが、この『みづゑ』の装幀を見てつくづく思うのは、単に版画家とか、写真家という枠組みでは捉えきれない、様々なメディアを駆使してマルチに創作活動を行う、今日の現代美術家の先駆者だったのではないかということだ。

 これらの装幀をしていた頃は、恩地が最も充実していた時期で、1931年に川上澄生や藤森静雄などと共に結成した日本版画協会の活動は、戦後、棟方志功や池田満寿夫などが国際的に活躍する礎となったといってよい。

 また、『みづゑ No.314』には、恩地らと共に『新東京百景』を手がけた前川千帆の創作木版画「豆袋を繕う女」が入っていたが、前川千帆(1888-1960)も、もっと評価されても良い作家だと思う。

◇「豆袋を繕う女 -創作木版-」前川千帆
c0239137_14213294.jpg

 ビニール袋に入って密封されていたために、内容も確認せずに購入したのだが、『みづゑ No.314』には「追悼・小出楢重」の特集記事、『みづゑ No.324』には「小出楢重・一周忌」の記事が載っており、二重にうれしくもあり、それについては次回に取りあげてみたい。

【追記】
 今日、ふらっと古書店に入ったら、恩地孝四郎の装幀・口絵挿画の『日本の旅』(日本児童文庫)【1929(昭和4)年刊】があって、またまた思わず買ってしまった。

 なんてったって、富士山ですから…。
c0239137_14275967.jpg

[PR]
by suzu02tadao | 2013-05-02 14:34 | Comments(0)
<< みづゑ<追悼・小出楢重> 鴻池商店街 >>