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マスター化粧品「尚美堂」以前に、私が1920-30年代のデザインに興味をもちだしたのは、クラブ化粧品のパッケージに出会ってからだと書いたことがありましたが、同じ頃に、やはり、私を魅了したのが、マスター化粧品のパッケージでした。 パッケージに「東京美容研究所長 小口みち女史創製」とあるのですが、マスター化粧品は、戦前の著名な婦人運動家、美容家で、また歌人でもあった小口みち子(1883-1962)と、その夫で日活の映画脚本家だった小口忠(1880-1942)が始めたものです。 小口みち子は、女性解放運動の先駆者として活動する中で、女性の自立は女性美の創造にあると信じ、美顔術技師(今日のエステティシャンのはしりですね…)となり、自ら美容室を経営すると共に化粧品の製造販売を行ったのだということです。 さて、下図の「スタア自叙伝」は、尚美堂広告部が昭和11年1月18日に発行した、販促用の冊子(非売品)です。 私なぞは、NHKのかつての番組「ジェスチャー」での紅組のキャプテン「ターキーさん」しか知らないのですが・・・ ちなみに、田中絹代と共演した林長二郎(後の長谷川一夫)や上原謙(加山雄三のお父さん)も載っています。 ◇水の江瀧子 ◇田中絹代 下図のようなマスター化粧品の一般的な広告に交って、水の江瀧子と田中絹代のインタビュー記事風の広告も載せています。 なお、歌人としても活躍した小口みち子は、モダン・ガールが銀ブラを楽しんでいる情景を歌った、次のようなオッシャレ~な作品も残しています。 パウリスタのイルミネエションさがし まねくあれさしまねく春の夜なりど
by suzu02tadao
| 2014-06-28 16:15
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