以前の記事
2018年 02月2018年 01月 2017年 12月 more... お気に入りブログ
ヴォーリズを訪ねて近代建築Watch レトロな建物を訪ねて Books & Things モダン周遊Ⅱ メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
夏の法善寺横丁ミナミの中心地にありながら、石畳に打ち水、そして、なんでも叶えてくれる「水掛不動さん」があって、水にちなんだ風情がどこか涼し気で… 夏が似合うような気がするこの界隈。 小さいバケツが三ツ、四ツ備へられて、参詣の女たちは、この水を汲んでは不動明王の尊像を洗ふのである。唐金づくりの明王の尊像は、その全身から台石にかけて、蒼青(まつさを)に苔がついて、それが絶えずそゝがれる洗心水に生え伸びて行く。 北尾鐐之助『近代大阪』(昭和7年刊)には、上記のように書かれています。 もともとは、お供えの意味で水を供えていただけだったのが、ある女の人が、お不動様に縋る思いで「願いを叶えて下さい」と水を掛けてから、参拝する人が水を掛けるようになったと言われてますが、昭和の初め頃には既に、今と同じように全身を苔で覆われた「水掛不動さん」になっていたようです。 境内は繁華街の中のパワースポット、聖なる気が満ちているようです… 極楽小路途中にある、二度の火事の後に置かれたお地蔵様「慈悲地蔵尊」。 手に持った玉からは滾々と清水が湧き出ていました… どことなく、のどかな横丁の昼下がり… 浮世小路を抜けて、道頓堀へ… ちょっと足を伸ばして、「安井道頓・道卜紀功碑」も拝んできました…
by suzu02tadao
| 2016-08-23 11:25
|