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旧西尾家住宅と武田吾一 【3】元々は板縁であった縁側を、離れを増築した際に、武田五一の指導により、畳縁に変更して、洋風のガラス戸が備えられています。 最初にここに来た時には曇っていて見えていなかったのですが、周囲を撮影している間に日が射してきて、美しい光の模様を見ることができたのは、とてもラッキーでした。 照明器具も武田五一がデザインしたアールヌーボー調のものになっています。 西尾家は仙洞御料庄屋を代々務めた家柄で、当主が教養豊かな茶匠でもあったことから、江戸時代には多くの文人が訪れ、明治以降も財界人や文化人と盛んに交流がおこなわれたということです。 明治時代に建てられた主屋は、茶道藪内家の茶の湯の精神や当主の数寄屋趣味による瀟洒な意匠を取り入れた造りになっていました。 他にもいろいろと見どころのある主屋ですが、このレトロな電話器は吹田の地で最初に電話を敷設した時のもの。電話番号は0001番だったそうで、今も変っていないとのこと。 ちなみに0002番はアサヒビール、0003番が吹田役場だったそうです。 旧西尾家住宅は、主屋と離れの他に茶室のある日本庭園などもあって、敷地全体が国の重要文化財に指定されており、吹田文化創造交流館として一般公開されています。(入館料は無料)
by suzu02tadao
| 2017-09-13 12:00
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