1920~30年代を中心に、あれこれと・・・
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<   2016年 10月 ( 12 )   > この月の画像一覧

『赤い鳥』清水良雄 と 深沢省三・紅子

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 清水良雄(1891-1954)は、鈴木三重吉が1918(大正7)年に創刊した童話雑誌『赤い鳥』の挿画を創刊号から描いています。

 東京美術学校で黒田清輝、藤島武二に師事して、在学中、第7回文展に初入選して以来、文展・帝展で特選になるなど、作品は温和で優等生的なものが多いのですが、この表紙は珍しく洒落っ気があったので手に入れました。

 深沢省三(1899-1992)は、東京美術学校在学中に清水良雄の紹介で『赤い鳥』の挿画スタッフに加わっており、この号でも、目次をはじめとする挿画をいくつか描いています。

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 さて、
 下図は、清水良雄が第3回帝展(1921年)に出品した作品「庭」です。
 描かれているのは深沢省三…
 そして、背後で振り向いているのは、やはり童画家として活躍した深沢紅子(1903-1993)だと思われます。
 二人はこの翌年に結婚しています。

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 深沢夫妻の晩年の写真です。
 面影がありますね…

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by suzu02tadao | 2016-10-30 07:00 | Comments(0)

「平城宮跡」かいわい

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 アールデコ調のモダン・デザインにも見える木彫の狛犬が鎮座していたのは、宇奈多理坐高御魂(うなたりにいますたかみむすび)神社です。

 この神社は持統天皇6年(692)の日本書紀の記事に登場する古社で、伊勢神宮や住吉大社と併記されるほど重要な神社だったそうで、江戸時代までは、前回取上げた法華寺の鎮守とされていたということです。
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 平城宮跡の周辺にも昔ながらの古い家屋が多く残っています…

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 のどかな田園風景がそのまま平城宮跡に続いています…

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 平城宮跡では現在も発掘調査や遺跡の整備・建造物の復元が行われていますが、広大な敷地内を歩きながら大極殿を眺めているうちに、奈良時代にタイムスリップしたような気分になりました…

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by suzu02tadao | 2016-10-28 07:00 | Comments(0)

モダニズムの源流?「法華寺」

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 平城宮跡の東外れ、
 法華寺の中にある光月亭です。
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 月ケ瀬村にあった、約300年前に建てられた民家を移築したものです。

 建物は庄屋を務めた家柄の格式の高いものですが、簡素な茅葺き屋根の大和高原域を代表するこのような農家住宅は、数寄屋造などの伝統建築同様に、日本のモダニズム建築家の旗手達によって、モダニズムの理念を表現していると論じられてきました。
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 法華寺の地は、もともと藤原不比等の邸宅があった場所で、不比等の娘の光明子、すなわち光明皇后がこれを相続。東大寺が全国の総国分寺であったのに対し、法華寺は総国分尼寺でした。

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 法華滅罪の寺として隆盛を極めましたが、平安遷都とともに衰え、今も残る本堂や南門等の建物は慶長6年(1601)頃に豊臣秀頼と淀殿が、片桐且元(「国家安康」「君臣豊楽」の方広寺鐘銘事件で有名ですね…)を奉行として復興したものだそうです。

 もちろん、本堂や南門等は重要文化財です。
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by suzu02tadao | 2016-10-25 11:20 | Comments(0)

モダニズムの源流?「平城宮 宮内省」

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 最近、ペルシャ人の役人がいたということが判明して、国際色豊かだった平城京が話題になっていますね。

 これは平城宮跡にある宮内省の建物で、できるだけ当時の工法を用いて復原されたものですが、やはりインターナショナルだった平城京を象徴するかのように…
 
 モダン!ですね。
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 かつて、前川國男や丹下健三をはじめとする日本のモダニズムの旗手達は、伊勢神宮や桂離宮などの伝統建築がモダニズムの理念を表現していると論じていましたが、このような建物を目の前にすると納得してしまいます。

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 建物は築地塀で囲まれています。
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 門から見た宮内省の全景です。
 少しわかりにくいのですが、向かって左奥に長屋王邸宅跡に建てられた、旧奈良そごうのモダンな建物が見えています…

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by suzu02tadao | 2016-10-22 07:00 | Comments(2)

ニッポン エロ・グロ・ナンセンス

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ニッポン エロ・グロ・ナンセンス 昭和モダン歌謡の光と影
著:毛利眞人

関東大震災から日中戦争へと至る時代。
モボとモガが闊歩し、ラジオとレコードの音が巷に満ちるとき、
刹那的な享楽主義が都市を覆い、眩い光彩を放った。
テロよりエロ! アカより桃色!
あまりにも不埒な歌詞と軽佻浮薄なメロディーからは、
人びとの欲望と思惑、権力への反発と諦念が聞こえてくる。
日本歌謡史のミッシング・リンクを明らかにする一冊。

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 講談社選書メチエからステキな本が刊行されました。

 私もほんの少しだけ協力させていただきましたが、内容が素晴らしくて、多少なりとも関われたことを大変うれしく思います…

 当ブログの中心となる1920~30年代の日本は、まさにエロ・グロ・ナンセンス時代であって、本書を読みながら、下記の過去の記事などを参考にしていただけると、その当時の状況が一層理解できるのではないかと思われます。


 また、<日本歌謡史のミッシング・リンクを明らかにする>とあるように、私自身この本を読んで新たに知った興味をそそられる事項も数多くあって、そこから今後また当ブログで取り上げてみたいテーマも、漠然とですが、いろいろ見出せたような気がします。


エロエロなこと エロティックないろいろのことを洒落てかく云ふ。>


 さて、この本の中で上記のように当時の流行語の意味を引用する際に用いているのが、喜多壯一郎監修『モダン用語辞典』実業之日本社 /1930年11月15日発行(私の所有のものは1931年1月25日 16版)です。
 装幀は杉浦非水で、手に入れた時から、わけの分からないデザインだなと思っていたのですが…
 今一度見直してみたら、これぞまさしく「エロ・グロ・ナンセンス」ではありませんか!

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by suzu02tadao | 2016-10-19 11:40 | Comments(0)

天満と鶴橋 <モリダクサン>

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 環状線の天満駅の北側にゴチャゴチャと立呑み屋さんが並ぶ姿は、コテコテな<クサ>…まさに大阪モダンそのものの風景ですね。
 ところが、なんとなく違和感を感じたので、目を凝らして見たら…
 なんと!店先を掃除しているお坊さんがいました。

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 立呑み屋さんをはじめとする飲食店の多くは、天神橋筋商店街の一つ東側の路地に沿って並んでいます。
 まだ、平日の午後3時ごろなのに、けっこうお客さんがいて、一杯やってました…
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 奥へ行けば行くほどディープ度は増してゆきます…

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 <クサ>と言えば、鶴橋駅前。
 ここから迷路のような商店街が続いています。
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 飲食店が並ぶ中に本屋さんがあるというのもなかなか珍しい風景だと思えるのですが、駅前にある本屋さんも最近では珍しくなりました…
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 そういえば、
 日本一駅に近いブックオフへの専用改札口がある鶴橋駅でした…
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by suzu02tadao | 2016-10-17 08:00 | Comments(2)

「おいでやす通り」かいわい -2-

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 「おいでやす通り」かいわいも古い町並みが残っていて、隣の中崎町と同じようにレトロとお洒落が混在しています。

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 中崎町に比べればお洒落度は少しゆるい感じですが、その分、隠れ家的な雰囲気もあって、落ちつきがあるような気がします…

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 さて、本当の大阪を知る上でのおすすめのコースとして、阪急梅田駅のある北野・茶屋町辺りを出発点に東へ歩いて…中崎町を通り、そして…
 ここ「おいでやす通り」かいわいをブラブラした後、天神橋筋商店街を南にダラダラと大阪天満宮まで歩けば…
 途中、お好み焼き屋やタコ焼き屋はもちろん個性的な喫茶店などもたくさんあって、なかなかいいのではないかと思います。

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by suzu02tadao | 2016-10-15 10:00 | Comments(0)

「おいでやす通り」かいわい -1-

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 天五中崎通商店街…通称「おいでやす通り」

 天五中崎通商店街は、レトロでお洒落な雑貨店やカフェが立ち並ぶスポットとして人気のある中崎町駅周辺を東へ…
 都島通を渡ると現れる、商店街です。

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やさしさ ぬくもり  おいでやす
レトロの街です 昔から  あったか(暖か)人情 生きてます

戦争 空襲 なんのその  焼かれず まかれず  たくましく
商人魂うけついで

とにかく親切 ほのぼのと  ここしか おまへん 暖かさ
まあ おいでやす この街へ  天五 中崎 商店街

梅田 天六 茶屋町へ続く  あなたの かくれ味
ひとの こころを 癒す街  福運 金運 おいでやす
いつでも あなたを 待ってます

出会い 探検 またとない  小さな恋も 落ちてます
あなたの街です おいでやす
天五 中崎 商店街

天五中崎通商店街 なんやもっちゃり長い名・・・ペットネーム(愛称)が欲しかった。
そこで生まれたのが 『おいでやす通り』 街中の希いをこめてつくりました。
可愛がってやって下さい。

青空書房 店主 坂本健一

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 京都・西陣の商店街を歩いていたら、そういえば大阪にも、以前から取り上げようと思っていたレトロな商店街があったことを思い出しました…

 「おいでやす通り」は、今年亡くなられた青空書房の坂本健一さんの命名だったようですが、この辺りをブラブラした時は、どういうわけか…だいたいいつも店は閉まっており、下の写真は3年位前のものです…

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 その時に撮った「おいでやす通り」かいわい…
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 今も当時と変わっておらず、この辺りは下町ガーデニングの宝庫でもあります…
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by suzu02tadao | 2016-10-13 06:30 | Comments(2)

「千本中立売」かいわい -2-

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 西陣は日本で初めて映画館ができた場所で、大正から昭和初期には映画館が20軒以上もあったようですが、今も残る映画館は千本日活のみです。
 1961(昭和36)年に開館。「いいビル」とまでは言えませんが、細部はちょっと凝っていて、なかなか雰囲気があります…

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 現在はポルノ映画館。入場料は大変リーズナブルですが、いわゆるハッテン場とのこと…
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 この映画館のある界隈は昔、水上勉の小説『五番町夕霧楼』の舞台にもなった遊郭街でした。上七軒が旦那衆のための遊郭だったのに対して、五番町は西陣の職人のための遊廓だったようです。

 しかしながら、今ではその当時の面影はほとんどなくなり、昭和レトロな街の雰囲気だけが残っています…

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 そして、昔の名残りとも言える町家も所々に残っています…

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 モダンな洋風建築もありました。
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 千本今出川の交差点にあるこの建物は、1929(昭和4)年築とのことです。
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by suzu02tadao | 2016-10-10 07:10 | Comments(2)

「千本中立売」かいわい -1-

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 いわゆる「大衆食堂」も、最近ではめっきり少なくなりました…

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 京都市内は戦災を免れたため、観光資源となる歴史的建造物が数多く残っていますが、このように身近な昭和レトロに出会えるのは、むしろ観光名所以外の場所ですね。

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 この界隈、同じようにレトロな「大衆食堂」が多いです…

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 千本通はもともと平安京の朱雀大路だった通りで、以前には京都市電千本線が通っていました。また中立売通は天皇の住む禁裏と豊臣秀吉の住む聚楽第を結ぶ道だったこともあって、この界隈はかつて河原町と並ぶ繁華街として栄えたということです。

 そして、西陣の一角であるこの辺りには、多くの織物職人が住んでいたことから、昔から大衆的な町だったようです。

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 細い路地を歩いていると、今でも、どこからともなくカタカタという機織りの音が聞こえてきます…

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by suzu02tadao | 2016-10-07 07:10 | Comments(0)