1920~30年代を中心に、あれこれと・・・
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【大阪・梅田】雑景

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 レトロ・モダンな情景もいいですが、どんどん変わりつつある最近の「大阪・梅田」界隈をいくつか…
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# by suzu02tadao | 2017-08-18 08:00 | Comments(0)

くらしの工夫

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装幀 佐野繁次郎

包紙‥明治頃、神田祭で、町内揃へでこしらへたお祭りゆかた。当時最も安いもの。但し、柄のいゝため、その後、お召友禅などに作られて、高いものができたが、結局よさは、この安物が最高となつた。

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表紙‥木綿の染縞。これも高い生地でまねるが、やつぱり之が最高。

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 大胆なゆかた柄の装幀が、下鴨納涼古本まつりの会場の雰囲気にピッタリだったので、思わず手に入れた『くらしの工夫』は、昭和17(1942)年の戦時中に発行された婦人誌です。
 「欲しがりません勝つまでは」の時代を反映して、大政翼賛会に関係のある出版社から出されたもので、横光利一「勝負」、吉屋信子「大東亜の生活表現」、林芙美子「京都の借家」、森田たま「あこがれの美」などの豪華な執筆陣をそろえています。
 
 私が興味を惹かれた、斎藤佳三「婦人標準服の考案」なんていうのもありますが、佐野繁次郎も「色の量(かさ)」を載せています。

 往々にして、紫には黄色が合ふなどと、配合のことが言はれてゐるが、実際にそれをやる場合は、その色の面積――すなはち、色の量(かさ)といふことで、まるで違つた結果になつてしまふ。~(略)~
 はつきり言へば、美しき配色の原則なんてなものはなにもないのである。~(略)~
 前に、すきな色から入れ、すきこそものの上手のたとへで、進歩も早い、そのすきな色をしつかり覚えるやうにいつたが、その教はつたすきな色を、たゞ一つ見てゐるより、どうしたら、さらにそれが目立つか、引きたてられるか、といふことを、いろんな色をそばにもつてきてやつてみるといゝ。~(略)~
 色に限らず、なんでも同じだと思ふが、いつぺんに出来るものではない。やる気があるなら、初めから多くをのぞまず一つ一つ、はつきり分るまでやりぬかねばだめである。~(略)~たとへ一年でも暇をみてだまつてやつてゐれば、気のついた時は他人が、一寸手のとゞきにくい所に自分は進級してゐるに違ひないんだが。


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 内容は表題の『くらしの工夫』が示すように、モノの再利用、リフォーム、手作り等の実用性を重視した記事が多く、戦後になって創刊した頃の『暮しの手帖』にとてもよく似ていたので、調べてみました…
 
 すると、やはり花森安治が戦時中にかかわった本であることがわかりました。

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 花森安治はペンネーム“安並半太郎”(しかし、このペンネームは何となく意味深ですね…?)で、179ページから231ページにわたり、長編の「きもの読本」を載せていて、花森安治の着物への造詣の深さを改めて認識できるのですが、その中には、次のように語っているところもあって、興味をそそられました…

 日本の文豪、谷崎さんが、大阪のじんべはいゝものだといつて着てをられるが、ちやんと古い、無地麻の袴をしてをられる。
 真白の麻のつつつぼのじんべに、くすんだ水色の袴となると、どつか古武士のやうな、――とても、これがあのだらしないじんべかと驚くばかりである。馬子にも衣裳の反対で、じんべも用ひ方で、かうなるものなのである。
 谷崎さんのその姿から、思つたのだが、剣道をやる人の、もゝ高な黒い袴に、短い筒袖、あれは、勿論、なんのおしやれも考へ込んであるものではないが、たしかに、古来、伝つた、日本の代表的な男の姿の、又、一つといつていゝ。


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 カットについては佐野繁次郎風ですが、これらは、三木張吉、田村草次郎となっています。
 また、写真を担当しているのが、『暮しの手帖』の写真を創刊号から長年撮っていた松本政利ということもあって、興味は尽きません…

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# by suzu02tadao | 2017-08-15 08:00 | Comments(0)

下鴨納涼古本まつり

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 日本のラグビーは、1910(明治43)年に下鴨神社・糺の森で、ラグビーの練習が行われのが始まりだったそうで、その歴史を後世に伝えるための「第一蹴の地」記念碑がありました。
 この春、その記念碑の横に「雑太社(さわたしゃ)」が再建されて、ラグビーの聖地としてボールを模した絵馬も奉納されています。

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 ラグビーの聖地から望む古本まつりもなかなか乙なものです…
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 太古からの自然に包まれて、老若男女が集う古本まつり…
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 傍らにある河合神社は、美人の聖地として有名ですが、ここには、鴨長明が世の無常と人生のはかなさを『方丈記』に著した方丈も復刻展示されています。
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 日本の文化は自然との共生によって育まれてきたといわれていますが、糺の森に佇んでいると、むしろ、自然に逆うことなどままならず、共生しなければならなかったのではないか…と思えるのでした。
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 さすがに世界遺産だけあって、国際的なモニュメントを示すものも散見されます。
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 昼ご飯を食べに、近くにある出町桝形商店街に行くと、ここでも古本市が…
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 レトロな店もあって、かわいい猫の柄の着物が印象的でした…
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# by suzu02tadao | 2017-08-13 10:30 | Comments(2)

錦小路通<日常を観光する>

 京都の街角などで、私が興味を惹かれて撮影していると、
 何でこんな場所を?…というような怪訝な顔をしながら通り過ぎて行く人がよくいるのですが・・・
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 押し寄せてくる外国人観光客の団体が行き過ぎるのを待った後、錦市場の高倉通入口から向い側の昭和レトロな風景を撮影しようとしたら、その場所で記念撮影をする外国人がいて…
 というのが上の写真です。

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 錦市場も今は観光名所になっていますが、もともとは「京の台所」といわれるとおり日常生活のための市場だったわけで…
 まさにこの日常が海外の旅行者から見れば、まったくの非日常でファンタスティックな風景のようなのです…

 錦小路通周辺には昭和レトロな日常風景が数多く残っています。
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 有名なラーメンチェーン店や医院が入るこのレトロビルも、恐らくは隣にある大丸のビルと同じくらい古いのではないかと思われます。
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 近くには他にもレトロビルがありました…
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 烏丸通を渡って西へ…ここにも昭和レトロな風景が残っています。
 なお、前回の元・明倫小学校(京都芸術センター)は、錦小路から室町通を北に歩いてすぐの所にあります。
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 周辺はかつて商業の中心地として栄えた場所で、祇園祭の山鉾町も数多くあって、新町通には古い商家が今でも残っています…
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 さて、残っていそうで残っていない…いわゆる昭和の喫茶店「コーヒーショップ」が錦小路にあったので、ここでひと休み。
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 そういえば…昔、「コーヒーショップで」というヒット曲がありましたね。

 インテリアも昔のままで…
 アイスコーヒーは懐かしい「コールコーヒー」の味でした。
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# by suzu02tadao | 2017-08-11 07:00 | Comments(0)

元・明倫小学校<2>

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 明倫学区には祇園祭の山鉾町の多くが含まれていたことから、玄関にあたる西館の正面のデザインは山鉾をイメージしていると言われています。
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 呉服屋の旦那衆たちから多額の寄付がよせられたこともあって、玄関周りの装飾はとても豪華です。
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 スペイン風のクリーム色の外壁、明るいベージュの屋根瓦など、色遣いもとてもお洒落です。
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 南館の階段の手すりなども凝ったデザインになっています。
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 南館には図書室と情報コーナー、そして老舗の喫茶店が入ってます。
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 廊下の窓からは北館が見えます。
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 情報コーナーにはイベントや展覧会・個展などの案内が置かれています。
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 これもアート作品?と思えるものもところどころにあって、ちょっと楽しめます…
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 帰り際、
 校舎の裏手の風景もいい雰囲気でした。
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# by suzu02tadao | 2017-08-08 11:20 | Comments(2)