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山田伸吉と「松竹座ニュース」<その2>
◇新松竹座パンフレット【10/31~】〔神戸〕開場記念号 1929年(昭和4年)
![]() ◇松竹座ニュース【1/7~1/13】〔東京・新宿/浅草〕 1930年(昭和5年) ![]() 1929年(昭和4年)、神戸「新松竹座」が10月31日より開場。また、この年の11月には「東京松竹楽劇部」が浅草松竹座で正式に公演。次いで新宿松竹座にも出演している。 雑誌「上方」第四号(昭和6年4月1日発行)の中で、食満南北が「春のおどりのあくまで」と題して「春のおどり」の企画会議の様子を書いている。 ※原文は旧仮名遣い。()内は注。 ~ウイスキーを飲んでいる千葉君(※千葉吉造)、 レモンティーを取りよせる江川君(※江川幸一)、 ハムライスをパクつく山田君(※山田伸吉)、 スリーキャッスルを捲いている大森君(大森正男)、 ~「いいでしょう」 去年、その去年の「春のおどり」のすべてのものを参考として前へおいた大森君が賛同する。 「江川さん、何か新しい案はありませんか?」 「最近のフランスの雑誌からヒントを得た舞台面があるのですが、あれを一つつかって見たいですな」 「これだっか」 山田君は前の雑誌をひろげる、 「おもろいな、この場面にこないだ試写で見た奴をつかいまひょいな」~ このような中から、斬新な舞台意匠や松竹座ニュース等のデザインが生み出されたと思うと興味深い。 さらに、「松竹座 春のおどり 一覧表」ということで第1回から第6回までの内容が掲載されている。 ![]() 尚、この他にも大森正男も執筆しており、また「花・酒・踊」の特集ということで、松阪青渓や渡辺均などの記事も掲載されていて、雑誌「上方」第四号は私にとって貴重な情報源となっている。 ◇松竹座ニュース【2/13~2/19】〔東京・新宿/浅草〕 1930年(昭和5年) ![]()
by suzu02tadao
| 2012-02-19 17:55
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