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1920~30年代を中心に、あれこれと・・・
by 大阪モダン
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「クラブ化粧品のよそおい展」

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 今回の企画展では 「クラブ化粧品のよそおい」をテーマに、明治末期から昭和初期までのスキンケアおよび化粧法に焦点を当てています。
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大正期は女性の社会進出が盛んになり、身嗜みとして化粧が注目されるようになりました。~(略)~
また、新製品が数多く発売され、現代と変らないアイテム数が揃った時代でもあります。時代の先端をいく女性たちを中心に、多様のお化粧法を試みていました。
(企画展パンフより)


お化粧の順序を鉄道路線で図示した<鉄道式広告>
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献上用の陶器入化粧品セット
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 化粧品の種類ごとの商品の展示がメインですが、大正期から昭和初期には、競合する化粧品会社から多数の商品が売り出されていたため、パッケージのデザインには力を入れており、アール・ヌーヴォーからアール・デコのモダン・デザインの変遷がよく分かります。
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 これらの展示を見ていると、以前にも紹介した当時のパッケージデザインについて述べられた下記の言葉が実感できたのでした。

 <伝統的和模様と西洋的色彩が共存するわが国のラベルデザインには、まぎれもなく一昔前にわが国が達成したと幻想した「幸福な時代」の気分が反映されている。
 そして、この濃密な時代の気分こそが、これらのパッケージデザインにかぎりない魅惑と郷愁をもたらす。
 パッケージデザインは、商品とともに時代をも包装して後世に送り届けるタイムカプセルなのである。>


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第11回企画展 
クラブ化粧品のよそおい 展
~明治末期から大正・昭和のスキンケア・メイク~

期間: 2014年4月1日(火)~5月31日(土)
閉館日:日曜日・祝日、4月28日(月)、4月30日(水)
開館時間:AM9:30~PM17:00
入場無料

〒550-0005
大阪市西区西本町2-6-11 タイヨービル1階
株式会社クラブコスメチックス文化資料室
アクセス: 大阪市営地下鉄中央線阿波座駅1番出口すぐ

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by suzu02tadao | 2014-04-05 21:00
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