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野長瀬晩花「季節の旅」国画創作協会解散後は美術団体に属することはありませんでしたが、度々中国を訪れ、その写生画展を開いたり、本の装幀や挿絵など様々な分野の仕事をしたようです。 『季節の旅』吉田團輔著(昭和12年)も、野長瀬晩花が装幀と挿絵を手がけたもので、さながら晩花の作品集といった趣になっています。 この『季節の旅』は、当時の旅行ガイドブックですが、好奇心旺盛で、旅行好きだった晩花が思う存分に楽しんで仕事をしているようにも思われます。 さて、小説家の宇野浩二は、「バンカ・テルヲ展」を開いていた頃の晩花と大阪の道頓堀にあった「カフェ・パウリスタ」で出会っていますが、その時の晩花は、長髪に<西洋婦人の帽子>をかぶり、しかも赤いリボンを飾り、その先に<二三個の小さい人形の首>を結びつけているという<キテレツな姿>をしていたということです。 ちょうどその当時の晩花の作品が数多く展示された展覧会が和歌山県立近代美術館で開催されていますが、大変に見ごたえのあるものでした。 美術館では、和歌山城の床もみじも鑑賞できました…♪
by suzu02tadao
| 2014-12-01 11:25
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