以前の記事
2018年 02月2018年 01月 2017年 12月 more... お気に入りブログ
ヴォーリズを訪ねて近代建築Watch レトロな建物を訪ねて Books & Things モダン周遊Ⅱ メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
極私的「ちょっと…いいビル west」これは「大阪駅前第2ビル」(1976年)です。こうやって撮るとカッコいいですね…。 大阪駅前ビルは、大阪市都市開発局による大阪駅前再開発事業により建設され、第1ビルから第4ビルまであって、一時期にはいわゆる箱物ビルの悪しき例として槍玉に挙げられていたのだが、確かに高度経済成長期にできたモダン建築には外観はカッコいいけれど・・・というものが多いのも事実のようだ…。 次は「船場センタービル」(1970年)。ビルの屋上には阪神高速道路が通り、全長930mもあるというのに、地図を見ても中央大通りの中に埋没しており、ビルと道路が一体になっているという、とてもユニークでダイナミックな、いかにも大阪的?な建物だが、窓の形状などはやはり、この時期の建築の特徴を表している。 これは「船場センタービル」の南側に隣接するビル。起伏のあるコンクリートの窓が特徴で、1950~70年代に建てられたものであろうと思われる。 これもまた起伏のあるコンクリートの窓が特徴の別のビルだが、たまたま停まっていたコカ・コーラの車がこの時代を象徴しているようで、うまくマッチングしていた。 日本生命の本店ビルは、1938年に北半分が竣工したが、最終的に南半分が竣工し、計画が完成したのは1962年になってからという経歴なので、とりあげてみた…。 これはレトロなモダン建築として名高い「船場ビルディング」の隣にあった「田辺三菱製薬淡路町ビル」。全体的に貼られたタイルが特徴で、1ヶ月ほど前まではあったのだが、今はもう解体されてしまったようだ…。 参考:大阪【無名】レトロビルヂング案内 最後に、これはビルではないが、この時代にできた地下鉄の駅の壁もやはり、タイル貼りとなっており、この時代の特徴的な表現となっている。 #
by suzu02tadao
| 2012-12-10 18:47
極私的「ちょっと…いいビル east」
以前、当ブログで「丹平ビル」をとりあげた際、参考としてBMC(ビルマニアカフェ)のサイトを紹介していたのだが、その直後に、BMCによる1950~70年代に建てられたビルを紹介した『いいビルの写真集 west』が発行されていたことを、つい最近になって知って手に入れた。(もちろん、「丹平ビル」もこの本の中では「いいビル20選」のひとつとして紹介されている。)
私が手に入れたものはすでに再版になっており、値段も2100円と決して安くないにもかかわらず、このような本が売れているということはうれしく思える…。 BMCのメンバーのほとんどが大阪を拠点にしているため、とりあげられているビルは全て大阪のもので、「west」となっているのだが、私が以前に東京の町をブラブラと歩きながら、ちょっと気になって撮影した1950~70年代と思われる「ちょっと…いいビル」を、ほんのちょっと紹介してみたい。 日本ビルヂング(1962年)は、東京駅の近くにあるビルで、付近には大物建築家が設計した有名なモダン建築が多くあり、さほど注目もされていないのだが、このスマートな外観はできた当時には最先端を行くものだったと思われ、私はひと目で気に入ってしまった。 一番奥に見える、力強い外観が特徴的な「築地電通ビル(旧電通本社ビル)」は、あの丹下健三が最も輝いていた頃の1967年の作品である。この辺りは電通関連のビルが多く、手前右の「電通恒産第2ビル」も角丸の窓がいい味をだしている1967年の建築。 これも有名な黒川紀章の「中銀カプセルタワービル」(1972年)。あまり大物建築家の作品はとりあげたくないのだが、やはり特徴的な外観は当時の時代をよく表していると思う。 このビルは、確か神田橋の近くにあったものだと思うが、タイルとブロックの組合せがいい感じのビルである。 別にどうと云う事はないビルだが、タイルの外装と角丸の窓はこの時代の魅力である特徴をよく表している。 最後に番外編として復興小学校である「高輪台小学校」(1935年)をとりあげたい。 このモダンな外観は、どう見ても戦前のものとは思われない…。 次回はつづいて、極私的「ちょっと…いいビル west」としたいと思います…。 #
by suzu02tadao
| 2012-12-07 17:13
難波橋~天神橋(大川界隈)
◇難波橋
今の姿の難波橋(なにわばし)が完成したのは、1915(大正4)年で、その後、1975(昭和50)年に大改修が施されたが、『ライオン橋』の愛称の元になったライオン像や市章を組み込んだ高欄など、細部まで凝った装飾は旧来のものが使われており、近代大阪を彩った美しい外観を保っている。 橋の上を阪神高速道路環状線が通っているが、周辺には古い商家も残っていて、こんなところにも歴史が感じられる。 ◇天神橋と水上バス「アクアライナー」 かつて、この天神橋の近くには片岡・石本建築事務所が設計した「三菱東京UFJ銀行天神橋支店(旧山口銀行北支店)」【1930(昭和5)年頃】があったが、今はもう無くなっている…。 天神橋北詰にある菅南福祉会館(旧大阪市立児童文化会館)【1955(昭和30)年】は、なかなかユニークなモダン建築で、残してほしい建物のひとつである。 中之島辺りから川沿いに続く公園は紅葉も美しく、「水の都」と云われた大阪の面影を残している…。 #
by suzu02tadao
| 2012-12-04 15:50
大丸心斎橋店
少し前、なんばに行った際、時間があったので久しぶりに心斎橋からぶらぶら歩いてみたのだが、いやはや大丸百貨店の建物の外観のディテールの面白さに改めて気がついた…。
(※勿論、店内の装飾も素晴らしいのだが…。) 云わずと知れたウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880-1964)の名建築だが、ネオ・ゴシック様式を基本にしているだけあって、ヨーロッパの寺院のような壮麗な雰囲気を醸し出している…。 御堂筋側エントランスは完璧なアール・デコスタイルの装飾で埋め尽くされている。 心斎橋筋側の装飾も魅力的だ。 心斎橋筋側エントランスに掲げられた大丸のシンボル、孔雀の装飾。 その先にある松竹座。こちらはテラコッタを使用したネオルネッサンス様式の正面玄関のアーチが特徴。 #
by suzu02tadao
| 2012-12-02 12:10
|